■第1回委員会開催についてご報告

2013年7月27日に行われた、第三者調査委員会の第一回委員会についてご報告いたします。

 

事務局などからの連絡によれば、委員会においては、最初から非常に熱のこもった論議がなされ、検証方針が話し合われたとのこと。当初の予定時間を超えて、既に実証的な検証までが行われたともお聞きしました。

私たちも委員候補のお一人お一人にお会いして、じっくりと思いを伝え、この方ならと信頼できる方々を推薦させていただきました。その結果、本当に素晴らしい、専門家としての知見と熱意を持ったみなさまにお集まりいただくことができたと思っていましたが、その思いは間違っていなかったようです。

 

委員会が報道関係者に向けて行ったブリーフィングでは、

「この委員会には各方面の専門家が集まっている。第三者委員会の使命を果たすためには、それぞれが専門家的知見を発揮することが大事。一定のスピード感をもって進めるために、専門別のチームを作り、それぞれ責任感を持ってまとめていきたい」

という内容が伝えられています。

 

この回には、住友先生からの第三者委員会のあり方についてのヒアリングが行われましたが、それに先立って、両親からも意見表明の機会をいただきました。

その中で私たちがお話ししたことは、いわばとても個人的なこと、羽菜を喪ってから一年の、自分たちの内側の思いです。

今まで、市教委や委員候補の方々に対しては、第三者委員会に望む調査の内容や方向性、公正中立というあり方など、外側の思いをお伝えしてきました。それも間違いなく私たちの強い思いですが、そうした動きの底には、羽菜がいない生活にただただ耐えるしかない虚しさや苦しさが常にありました。その苦しみや痛みを、事故が引き起こした恐ろしい現実として、委員の方々にご理解いただきたかったのです。精一杯、自分たちの言葉でお伝えしたと思います。

 

この一年、その思いとともにいてくださったみなさまに、心から感謝いたします。

これからも、第三者委員会と私たちをどうぞお見守りください。

 

浅田 羽菜 両親