猛暑の8月7日、今年も100名を超える方が参加してくださいました。
羽菜のスライド写真や映像を見ていただき、自主検証の経過報告もさせていただきました。
スライドの背景に流す音楽は、僕の希望で「海の声」にしてもらいました。
会えない そう思うほどに
会いたい が大きくなってゆく
目を閉じれば 聞こえてくる
君のコロコロした 笑い声
(「海の声」作詞:篠原誠)
いろんな想いで押しつぶされそうなときに、羽菜を想い、羽菜を感じながら聴いている歌ですが…
今年はサプライズで、羽菜のお友達が
「やすくんの好きな曲を弾きます」
と、この曲をキーボードで弾いてくれました。
そして、それを伴奏に
羽菜の声が 聞きたくて
羽菜の声に 耳すませ
羽菜の声が 知りたくて
羽菜の声を 探してる
と会場の皆さんが合唱してくれました。
事前に「羽菜」に変えた歌詞を、友人たちが用意してくれていて、会場の皆さん全員で、
羽菜の声が 聞きたくて
と、歌っていただいたのです。
その声の大きさに、会場の皆さんも僕たちと同じように、羽菜に会いたい、羽菜の声が聞きたいと強く想ってくださっているんだと感じ、涙が止まりませんでした。
本当にありがたい時間でした。
僕たちが抱えるこの苦しさは、羽菜が戻ってくる以外に癒えることがなく、羽菜がいなくなってしまったことに慣れることも決してなく、むしろ羽菜への想いが募るばかり…
そんな想いをなんとか脇において、仕事や生活、事故後の対応などに、ここまで向き合ってきました。でも、虚しさや辛さ、寂しさ、怒りなどの大きさに、だんだんとそれを脇におくことができなくなって、最近、すべてのことに疲れてしまっていたところでしたが…
皆さんの羽菜に対する想い、あたたかさ、優しさに触れて、とても大きな力をいただきました。
改めまして、
猛暑の中、集まってくださった皆さん
お花やお菓子、あたたかいメッセージなどを会場に送ってくださった皆さん
それぞれのスピーチをして、力を貸してくださった皆さん
今年も会を主催し、準備から進行まで献身的に動いてくださった皆さん
僕たちのために作ってくれた羽菜の歌「宝物」を今年も心を込めて唄ってくれたり、
突然の司会依頼を快く引き受けてくれたり、
あたたかく、心和む会にしてくれた友人たち
そして、遠くから見守ってくださっている皆さん
本当にありがとうございました。皆さんのおかげで、強く強く羽菜を感じました。
そんな特別な時間を過ごさせていただいたおかげで、羽菜や妻のためにも、そして自分のためにも、大事に日々を生きていかなくてはと改めて思いました。
この苦しさは、精神的に強いとか弱いとか、考え方がどうとかいう問題とは別だと思います。
どんな考え方や過ごし方をしようとしても、いつまでも苦しむ姿を見せてしまうかもしれない、それでも羽菜のためにこれからを過ごしていこうと思います。
変わらず見守っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
浅田康之