みなさま
立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日々が続きますね。
お久しぶりになりましたので、検証などの現状について少しご報告をさせていただきます。
まずはあらためて、ほんとうに昨年はいろいろお世話になりました。
特に8月の実地検証にご協力いただいたみなさまには、心からの感謝を申し上げます。たいへんな準備、実施になりましたが、多くの方に助けていただいて、なんとか終えることができました。
実地検証で得られたデータは、現在分析中です。
ビデオ映像と測定から、羽菜や周囲の動きにかかわる数値を様々求めましたが、それを用いて独自ソフトでのシュミレーションを行います。そこから、羽菜と他の人物の動きを再検討することを進めています。
また、実地検証と並行して、関係者に事故についての聴き取りを行いました。事故後初めての聴き取りという場合も多く、貴重なデータが収集できたと思っています。これらの聴き取りデータについても、慎重に検討を重ねてまとめる予定です。
以上がいまの状況ですが、分析とまとめ作業の山場はこれから。
なんとか今年中には形にして発表をと思いますので、みなさまにはいま少し関心を持ち続けていただければ幸いです。なにとぞよろしくお願いいたします。
それから、調査結果をどう公表するかということも考えていかねばなりません。
何を軸にまとめ、どこに向けて公表するのか。
それは分析の方向性にもかかわってくるものですが、まだまだ慎重に考えねばならないことが多く、いま明言することはできません。
ただ言えることとしては…
私たち両親は、だれに報告の義務を負っているわけでもなく、調査期限があるわけでもありません。しかしだからこそ、できることをできる限り行い、出てきた結果を正確にありのままに示していきたいということです。
できる限り科学的に、客観的に、広く社会に向けて。
ただ事実を知りたい、あの子のことをわかってやりたいと、そう思いながら進めている調査ですが、正直、その中でさまざまな場面に直面するのは非常につらいし苦しいし…
できるならこんなことはやりたくなかったという思いもあります。
でもやらずに終わらせるわけにはいかない。
なんとかもう少し、先に進みます。
みなさまには、今後も随時ご報告をさせていただきます。なにとぞよろしくお見守りいただきますようお願いいたします。
浅田羽菜 両親