■文科省へ要望書提出

みなさま
昨日2月20日、「学校事故対応にかかわる調査研究」の有識者会議でのヒアリングを要望する文書を、文科省に提出してきました。

決してなにかと争いたいわけではありませんし、誰かを批判したいわけでもありません。


ただただ、娘の事故状況には客観的にみて、たくさんの疑問点が残されており、このまま終わってしまっては本当の意味での再発防止に繋がらないとの想いから要望を提出しました。


特に第三者委員会によって提出された報告書は、一文字一文字が娘の最後の声だと思っています。だから、疑問や矛盾を抱えたままでは終われません。単純な漢字の間違いですらあってほしくないと思っているほどです。


だからこそ、それらの疑問を第三者調査委員会に、そして調査委員会解散後は教育委員会に、必死に問い続けてきましたが…


それには十分な回答もないまま、調査結果を立証するはずの調査資料はすべて破棄されてしまいました。


これは本当に残念なことですし、受け入れ難いことです。


羽菜の最後の声に繋がる資料であるとともに再現検証や聴き取りに誠実に協力してくださった方々が残してくれたとも言える資料です。そのすべてを破棄されてしまっては、皆さんにいただいた大切な想いまでも捨てられてしまったと感じます。


遺族からの疑問が提出されている中、報告書に示されているのが客観的・合理的見解だというのならば、なおさら残しておかねばならない資料だと思うのですが。。


第三者委員会の委員の中には、僕たちの気持ちに寄り添い、懸命に調査に取り組んでくださった方々もおられます。そのことは本当にありがたく、感謝しています。


だから心苦しい想いもありますが…


しかし、そのことと、結果として出された報告書に疑問や矛盾を感じていること、しかも疑問に対する説明も不透明なままに、資料破棄という不誠実な処置がなされたということは別のことですし、やはりこのままでは終われません。


このまま調査が終わったのでは、あまりにも娘がかわいそうです。。


物を言えぬ娘に代わって、なぜ6歳5ヶ月でこの世を去らなくてはならなかったのか、プールの中できっと必死に助けを求めたであろう娘の最後の声を聞いてやれるまで、目をそらさず頑張ろうと思います。


調査に協力していただいた方々、第三者委員会発足の際に署名集めに協力していただいた方々、そしていつも変わらず見守っていただいている方々、僕たちに関わっていただいているすべての皆さんに、娘の最後の声を聞いていただけるように頑張ります。


そのことが、娘の身に何がおきたのかが明らかになることが、本当の意味で今後の事故防止に繋がると信じて…


そして、遺族に寄り添う気持ちのある委員がいてくださったのだから、遺族の想いとかけ離れたまま終わらせず、今後の第三者委員会のあり方を身をもって示していただけたらと思います。


最後に、今日の京都新聞の記事やヤフーニュースをシェアしてくださった皆さん、関心をもっていただいた皆さん、ありがとうございました。


今回も苦しい想いを書いてしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。


こちらもぜひご参照ください。


浅田 羽菜 両親