何ヶ月ぶりかの投稿になりました。
めっきり寒くなりましたね。
あの子のいない秋と冬も、もう3回目になるとは。クリスマスから目をそむけるようにして過ごす、ことさら苦しい季節です。
今日は、小学校の上級生、事故の年に5年生だった女の子が書いてくれた手紙をご紹介します。
8月の「羽菜の会」の中で読ませていただいたもの。
短い触れ合いの中から、羽菜という子をしっかりと感じてくれたことが伝わってきます。子どもの目、感覚はすごいですね。まっすぐに羽菜の本質をとらえて、小さな「うな」にそれを託してくれました。
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羽菜ちゃんへ
私はおぼえていますよ。羽菜ちゃんのとっても素敵な笑顔を。
友だちと1年生の教室に行った時、羽菜ちゃんがこっちを見てにっこり笑っていました。その笑顔は天使のようにふんわりしていて、私もにっこり笑いました。私は羽菜ちゃんの笑顔が大好きでした。周りの人も笑顔になれるからです。
なので、羽菜ちゃんがうさぎ小屋を見に来てくれた時はとても嬉しかったです。飼育委員をしていた私は「チョコ」といううさぎを抱いて羽菜ちゃんにさわらせました。その後も何回かうさぎ小屋に来てくれたのを覚えています。私は羽菜ちゃんが『チョコ』を好きになってくれてとても嬉しかったです。
そして羽菜ちゃんの事故が起きた後だけど2月にうさぎの赤ちゃんが生まれました。そのうちの1匹はとても好奇心が強く女の子らしく羽菜ちゃんに似ている所が多かったです。なので友だちと相談して羽菜ちゃんの漢字から取って「うな」という名前にしました。このことはまだ知らない人が多いです。「うな」は今も養徳のうさぎ小屋で元気に暮らしてます。
私は羽菜ちゃんがうさぎたちの事を覚えてくれていたら嬉しいです。そして忘れないで欲しいです。それと同じように私たちは羽菜ちゃんの事をずっと忘れません。
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羽菜が恋しくてたまらない時、よくこの手紙を読み返しています。
ありがとう、優しいおねえちゃんたち。羽菜を憶えていてね、ずっと。
浅田羽菜 両親